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芝麻信用から見る日本の将来について

お世話になっております。仁科 君子です。
台風・豪雨、地震と各地に大被害をもたらした自然災害ですが、
復興には大変な時間がかかることでしょう。被災に遭われた皆様が
1日も早く安心した暮らしを取り戻せますようにと祈ります。
総裁3選を果たした、安倍さん!頼みますよ!!

今回は
将来の資産運用や将来設計に《お金の運用》とともに《信用運用》が大事!
と言う時代になったかも!

中国の芝麻信用(セサミクレジット)というサービスのご紹介です。
ちなみにこのサービスは日本では利用出来ないため、
将来こういったサービスが日本でも流行するかもしれないというお話です。

まずこのサービスを一言で言うと、個人または法人の信用を
350点から950点の間で数値化してくれるサービスとなります。
こういった信用で動く経済のことを「信用経済」と呼びます。
運営は最近引退を表明したジャック・マー率いるアリババグループとなります。

この点数は、個人特性、支払い能力、返済履歴、人脈、素行の総合点で強化され、
点数が高ければ信頼度が高いと評価され、いろいろな特典が享受できます。

特典の例としては、
アリババグループの旅行予約サイトでホテルのデポジットが不要となったり、
賃貸サイトで敷金が不要となったり、中にはシンガポールのビザが
取りやすくなるなどの特典もあります。

点数を決める情報としては、アリババグループの買い物等の行動履歴から学歴や職歴はもちろん、資産、はたまたSNSでの評判やサービスを利用時のレビューなどがあります。わかりやすくいうと、飲食店の予約をドタキャンすると点数が下がります。それらをAI(人工知能)で分析し
独自のアルゴリズムで点数を決定するようです。

日本でこれらが普及するか考えたときに、ここまで普及するのかどうかは現状なんとも言えないかと思います。
個人情報の問題もあるでしょう。
現在の日本において、その役割に近いものとして「与信」があります。
金融機関ではこの与信を調べるのに膨大な労力を支払っておりますが、信用の点数においてその労力が削減され、その精度も向上するというのであれば企業側にとっては大いにメリットがあります。

資産運用や将来設計のために「お金」ももちろん大事ですが、「信用を運用」という概念も考えなくてはいけない時代が近い将来やって来るかもしれません。

今回は以上となります。

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